嫉妬の原因がわかる心理学。イライラに隠されたメカニズムとは

3人のビジネスパーソン

あの人から嫉妬されてる気がする」

「どうすれば嫉妬心から解放されるだろう」

 

こんな悩みを抱えていませんか?

 

誰かから嫉妬されている場合も、自分が誰かに嫉妬してしまう場合も、どちらも気分の良いものではありませんよね?

 

今回は、嫉妬してしまう原因と嫉妬心との上手な付き合い方について、心理学の観点から解説していきます。

 

本記事が少しでも参考になると嬉しいです。

 

嫉妬の原因がわかる心理学。イライラに隠されたメカニズムとは

不機嫌な女性

まずはじめに、嫉妬心というのは誰にでもある感情です。

 

私たち人間は『社会的動物』であるため「自分の居場所がなくなるかもしれない」という危機に対しかなり敏感だからです。

 

嫉妬心には「恋人を取られる」「注目されなくなる」こういった恐怖心がかくれています。

 

つまり、他人に嫉妬するときは『自分の立場を守ろうとする心理』が働くというわけです。

 

嫉妬心を抱くのは私たち人間が『社会的動物』だから

嫉妬心は「自分の立場を守りたい」という気持ちの表れです。

 

私たち人間は『社会的動物』なので、強い所属欲求をもっています。

 

そのため、他者から疎外されることに強い恐怖を感じ「自分にとって脅威である」という人物に対し、破壊的な感情を持ってしまうわけです。

 

例えば・・弟や妹が生まれたことで、お兄ちゃんお姉ちゃんが「赤ちゃん返り」をしたりしますよね?

 

自分の力で生きられない小さな子供にとって、愛情を奪われることは死活問題です。

 

なので、愛情を得ようと赤ちゃんに戻ってみたり、時には、下の子を排除しようと攻撃したりするわけです。

 

要するにこんな感じ。

 

愛情を横取りされる→命の危機→敵を排除しなければ

 

つまり、嫉妬とは人間の持つ生存本能ということです。

 

恋愛における『嫉妬』のメカニズム

恋愛での嫉妬は強力な破壊衝動を生み出します。

 

恋愛における嫉妬の場合、「奪われる」という意識がいっそう強くなるからです。

 

・二人の仲を裂こうとする人物

・二人の仲を裂くことができそうな人物

 

こういった人物が現れると、何かと良くない未来を想像をしてしまい『嫉妬心』が芽生えます。

愛情を横取りされる→自分の未来が危うい→敵を排除しなければ

といったメカニズムです。

 

直接的に邪魔をされたわけではないのにイライラしてしまうのは、「あいつは危険人物!」というサイレンが発動しているからです。

 

仕事のライバルに『嫉妬』してしまうわけ

仕事の場合も同様、嫉妬とは「自分の立場」を確保したいという気持ちの表れです。

 

社会で生きる人間にとって、居場所を失うことは大きな恐怖。

 

そのため自分より評価されている人を見たり、ライバルに先を越されると「なんであいつが」と破壊衝動が生まれるわけです。

 

ライバルが評価される→自分の立場が危うい→敵を排除しなければ

 

といったイメージですね。

 

今まで自分にあった注目がライバルに奪われると「自分の立場が危うい」と感じはじめ、嫉妬心が暴走してしまいます。

 

つまり、嫉妬心を抱くということは『敵を排除することで自分の身を守ろうとする心理』が働くということです。

 

嫉妬してしまう相手とは

椅子に座る女性

劣等感を刺激されると「嫉妬スイッチ」がONに・・

嫉妬スイッチがONになるタイミングというのがあります。それは『劣等感』を刺激された時です。

 

自分にはないものを持っていたり

自分がやりたかったことを経験していたり・・

 

劣等感など、いま抱えている悩みを刺激されると、それを得ている人に対し強い嫉妬心を抱いてしまいます。

 

容姿・学歴・収入・若さや結婚の有無など、「自信がない」と感じている部分を刺激されるとスイッチが一瞬で発動するわけです。
例えば・・彼氏が自分より年下で引け目を感じていれば、彼と若い女性が会話をしていたら嫉妬心が暴走してしまう、、といった具合です。

 

嫉妬心は自分よりも『下』と思う相手に感じる

嫉妬心は、自分よりも「下」だと思う相手に対し抱くものです。

 

自分よりも下の立場の人間が、自分の持っていないものを持っている、ということにムッとしてしまうからです。

 

若手の芸能人やスポーツ選手も、「若い」というだけで嫉妬されやすいです。

 

大御所俳優やベテランメジャーリーガーは「さすがだなー」と言われても、若い有名人に対しては「なんでこの子が?」と認めたがらない人が結構います。

 

これも「自分よりも立場が下の人間に嫉妬する」という心理が働くからです。

 

脳には「自分は優れている」と感じる機能がある

嫉妬は「自分より下の立場の人」限定です。かといって「嫉妬する人は他人を見下している」ということではありません。

 

脳には「自分は優れている」と感じる機能があるため、ほとんどの人が嫉妬の対象になってしまうからです。
つまり、自分が上だと感じるのは、誰にでも共通する脳の仕組みということ。
「私の方が知識が豊富」「私の方が肌が綺麗」「私の方が人生経験を積んでいる」といった具合に、自分の勝っている部分を無意識に考えてしまうわけです。

 

【嫉妬と劣等感の違いはこちら記事をチェック】

・劣等感と嫉妬の違い・・それぞれに隠された心理とは?

 

面倒な嫉妬争いから簡単に抜け出す方法

人差し指を立てた女性

嫉妬で足の引っ張り合い・・

嫉妬してしまうのは人間である以上ごく自然なことですが、かといって嫉妬争いを続けていては人生はうまくいきません。

 

嫉妬心を燃やしていると、お互いの「排除しよう」という気持ちがぶつかり、表面的にはうまくやっていても、水面下では足の引っ張り合いをしてる状態になるからです。

 

仲良しに見える女の子二人が、陰ではお互いの悪口を言っている、なんて話をときどき耳にしますが、これこそ「嫉妬による足の引っ張り合い」と言えるでしょう。

 

嫉妬心が出てきてしまったら・・

誰かに対し嫉妬心が出てきてしまったら「あ、今わたし嫉妬してるかも」と気づくだけでいいです。

 

自分を客観的に見ることができれば、イライラの感情を抑えることができ、敵対するような発言も出てこなくなるからです。

 

嫉妬していることに気づかないと、無意識に否定的な言葉を言ってしまいがちです。

 

例えば・・一緒にいる人が別の誰かを褒めたとき、なんとなく「ムッ」として「でもさ~」と否定したくなるといったかんじです。

 

そうなると、「あ、この人嫉妬してるんだな」と思われてしまいますし、なにより自分がどんどん嫌な人間になっていく気がしてしまいます。

 

なので、まずは「嫉妬に気づく」これがとっても大事です。

 

かから嫉妬されたら淡々とした雰囲気を出すこと

自分には嫉妬される要素なんて無いのに、なぜか人から敵意を持たれている・・そんな時は、とにかく淡々とした雰囲気を出すようにしてください。

 

「私は嫉妬されるような人ではないですよ・・」と謙虚に振舞うのは逆効果です。

 

なぜなら、人は自分よりも「下」と思う人に嫉妬をするので、こちらが下に出れば出るほど、相手の嫉妬心が強まるからです。

 

強く出ても謙虚に出ても、結局は相手のペースに飲まれることになるので、相手に「下」と思われてしまいます。

だからこそ、何事にも動じない『淡々とした雰囲気』が一番効果的です。

 

「あなたの嫉妬は見えてませんよ~」というオーラを出し続ければ、嫉妬を跳ね返すことができ、快適な日々を送れるようになります。

 

嫉妬は当たり前の感情。だけど、抜け出してみると自由な世界が待ってる(まとめ)

紙飛行機に乗る女性

ポイントをまとめます。

 

・嫉妬は人間の持つ生存本能

・劣等感で嫉妬のスイッチがONに

・自分が上だと思うから嫉妬する

・嫉妬争いは足の引っ張り合い

・自分の感情に気づくことが大事

・淡々としたオーラは嫉妬を跳ね返す

 

こんなかんじです。

 

嫉妬は、誰もが持っている当たり前の感情ですが、嫉妬心が制御できなくなると人間関係が崩れてしまいます。

 

嫉妬という感情を俯瞰的に捉え、淡々とした雰囲気を持てば、嫉妬しない・嫉妬されない、自由で快適な世界が待っています。

 

嫉妬争いから抜け出し、自分の世界を広げていってくださいね。

 

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