「毎日毎日、劣等感に苦しんでいる・・。『人と比べなければいい』と言われても、それが出来なくて困っている・・。何気ない会話の中でも『自分なんて』と感じてしまう・・。劣等感の苦しみは消えないのだろうか、、」
こういった悩みにお答えます。
私は心理コーチとして、現代ストレス・病み癖・トラウマ・コンプレックスを専門に活動しています。(2020年も継続中)
こういった経験から、劣等感を持ってしまう原因と、苦しい劣等感から抜け出すアドバイスについて解説します。
もくじ
劣等感で苦しい時に、あなたが一番最初にやるべきこと
劣等感を持っていると、なんでもない日常や友人とのやりとりの中でも、「自分は劣ってる」と感じてしまい苦しい気持ちになりますよね。
劣等感で苦しい時、一番最初にやるべきことは、『書き出すこと』です。
原因不明の漠然とした劣等感は、ただただ辛いだけ。
一歩でも前進したいのであれば、劣っていると思う部分を全て書き出し、悩みを可視化することが出発点となります。
劣等感の正体は『周囲との比較』
世の中には、容姿・学歴・収入・生活レベルなど、あらゆる比較対象があります。
劣等感が消えない人は、他者と比べてしまうクセがあり、自分より優位にある人を見ると『こんな自分はダメだ』と自己否定に走ってしまいます。
「アイツは顔も良くて勉強もできる・・」「両親がいて何不自由なく暮らしている・・」「いい会社に入って役職までついている・・」など。
こういった他者との比較が劣等感をもたらしてしまうわけです。
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「人と比べない」は至難の技
人と比べない生き方をするのはかなり至難の技です。
わたしたちが社会の中で生きていく以上、他者との比較は避けられない道だからです。
無人島へ生き、全ての情報を断ち切った生活をするのであれば、人と比べない生き方が可能ですが、現実的ではないですよね。
厳しい意見ではありますが、学校の成績から会社での出世まで、全て『比較』によって自分の立場が決まってしまうのです。
悩みを『書き出す』ことから始めよう
悩みを『可視化』することの重要性
一歩でも前進したいのであれば、自分の劣っている部分を全て書き出してみてください。
書き出すことで、悩みを可視化することが出来き、解決の糸口が見いだせるからです。
小学校で学んだ算数を思い出してください。2桁以上の計算になると、問題を解くために筆算を習いますよね。
心の悩みも同じで、頭で考えるよりも、書き出した方が答えを見つけやすくなります。
書き出すことで客観的な視座を持てる
悩みを「書き出す」ということは、自分を客観的に見るきっかけにもなります。
自分が悩みの渦中にある時には、自分を客観視することができないため、原因を見つけることが難しい状態です。
ゴルフのスイングを例に挙げてみましょう。
自分ではフォームのクセに気づくことができませんが、人に見てもらうと「ここが歪んでいる」と気づいてもらえますよね。
フォームの場合は自分で動画を撮ってチェックすることが可能ですが、心の悩みはそうもいきません。
だからこそ「書き出す」ことが、とても重要になってくるのです。
【劣等感とうつの関係は、こちらの記事で詳しく】
書くだけではダメ。劣等感を消すための最短ルート
劣等感を消すために、まず最初にやるべきこと
まず最初にやることは、書き出した悩みと1年前の自分を比較することです。
書き出した内容を見て「よし、この悩みから克服しよう」と走り出すのも良いのですが、『気持ちをラクにする』という点で言えば、時間がかかりすぎる上に、精神的にかなり疲れます。
「この分野であいつに勝つ」「これだけは負けないぞ」といった努力には、叶わなかった際は更なる劣等感に苛まれます。
比較対象を『自分にする』というのは、劣等感から抜け出す一番の方法です。
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1年前の自分よりもできているか
1年前の自分と比べることが、劣等感を消すための最短ルートです。
書き出した内容をもとに「1年前の自分よりもできているか?」と自分に問いかけてください。「去年よりも良くなっている」という状態であれば、少なくとも成長している証です。
自分より優れた人との比較は終わりがない上に、劣等感はいつまでたっても消えません。
去年の自分と比較した結果、「成長している」という実感を持つことができれば、「1年でこんなに変われた」という手ごたえを掴むことができます。
大事なのは、自分自身が成長できているか(まとめ)
ポイントをまとめます。
「人と比べない」は難しい世の中
悩みは書き出して解決の糸口を見つける
比較対象は自分自身
こんなかんじです。
人には得意不得意がありますから、なんでも上手くこなせるヒーローになる必要はありません。
抜きん出た才能を持つ必要もありません。
大事なのは、自分自身が成長できているか、という部分です。
憧れの人を目標にするのはもちろん大切ですが、比較対象が常に他人だと、自分という存在を見失います。
他人との優劣ではなく、自分自身の成長に重きを置くことで、「何を努力すべきか」が明確になり、結果として劣等感も徐々に薄れていくことでしょう。