「大卒なのに学歴コンプレックスって、高卒のわたしはいったいどうなるの・・?高卒は論外ですか・・?人生終わってるってどういうこと?本当に終わってるのかな、、」
こういった悩みにお答えます。
私は心理コーチとして、現代ストレス・病み癖・トラウマ・コンプレックスを専門に活動しています。(2020年も継続中)
こういった経験から、高卒であることにコンプレックスを感じてしまう原因と、コンプレックスを感じないためのアドバイスについて解説します。
もくじ
学歴にコンプレックス?高卒の私っていったい・・・
大卒でも学歴にコンプレックスを抱えている人はたくさんいます。
そんな人を見ると、「高卒の自分は、いったい・・」と感じてしまいますよね?
結論から言うと、高卒は論外とか、人生終わりとか、そんなことは絶対にありません。
努力次第で、道はいくらでも切り開くことができます。
高卒の評判が悪い理由
ここ数年の間に、高卒の評判が以前に比べかなり悪くなったように感じます。
その理由は、ネットでの個人の主張が強くなり、偏見や差別的な発言が表に出やすくなったからです。
例えば、「高卒は性格がネチネチしてる」と一人が書き込めば、少なからずその批判的な言葉に影響を受ける人がいます。
高卒批判は、そのようにして派生するわけです。
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「高卒で就職して偉い」という概念が消えた
近年の高卒社会人は、コンプレックスを抱きやすい傾向にあります。
大学進学率の上昇に伴い、大学志向の高まりが一層強くなっているからです。
30代40代の人は、高校を卒業してすぐに社会に出た際、周囲から「えらい」と言われることが多かったはずです。
現在は、社会に早く出て働くことが偉いと言われた時代とは打って変わり、「大学くらい行かないと」という新たな常識へと変わってきています。
その『常識』が余計に高卒を生きづらくするわけです。
大学生の知られざる苦労と葛藤
キラキラのイメージとはほど遠い大学生の現状
大学生の現状は、高卒の人がイメージするキラキラのキャンパスライフとはほど遠いです。
大学生の2人に1人は奨学金で大学に通い、アルバイトで学費を稼ぎ、食費を抑えながら、なんとか生活しているからです。
「親に学費払わせて自分は遊んでる」といったイメージは捨ててください。
高卒コンプレックスは、大学生に対する『嫉妬』もひとつの原因です。
大学生の苦労をしっかり理解し認めることができれば、むやみに嫉妬したり、敵対心を抱くこともなくなります。
苦労しているのは高卒だけではないと受け止めることが大切です。
大卒の50%は借金を抱えて社会に出る
大学生の2人に1人は奨学金を借りています。
つまり大卒の50%は、社会に出た時点で数百万円の借金を背負っているわけです。
返済期間はおよそ14年から20年。その間に、車のローンや住宅ローンなども重なり、金銭的に厳しい生活が続くと予想されます。
こうした大学生は、「借金を背負う」という覚悟を持って大学に進んだわけですから、現状を知らないまま、大卒を批判してはいけないということです。
奨学金を背負っていない時点で自分はラッキーだと考えましょう。
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高卒のメリットとは
若くして社会の厳しさを知ることができる
早く社会に出ることは無駄ではありません。
若さ故の葛藤も多い分、社会の厳しさをより実感することができ、精神面でかなり鍛えられるからです。
一部の大学生が「人生の夏休み♪」と浮かれているさなか、せっせせっせと働き社会経験を積んでいくわけですから、精神的な成熟も自然と早くなります。
身軽な状態で新社会人をスタートできる
奨学金という多額の借金を背負わずに社会人をスタート出来るのは大きなメリットです。
社会人になった時点で借金の返済がスタートするのは、金銭的な不安も多いですし、我慢することも多くなります。
家庭環境によって差はありますが、傾向としては、早く社会に出た分、貯金したり、少し贅沢したり、自分の好きなことにお金を使えるのも高卒のメリットだと思います。
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コスパの良い人生だと思える
職場に大卒の人がいる場合は非常にラッキーです。
大学に行かずして、大卒の人と同じ会社に就職できたということは、学費の数百万円が浮いたも同然ですからね。
周りが大卒ばかりで劣等感を感じる、という人は多いです。けれども、プラスに考えれば、大卒の人と同じ会社に入れたのは非常に誇らしいことなのです。
学歴に正解も不正解もない(まとめ)
「高卒の私っていったい・・」というテーマでお話しましたが、結局は、自分で選んだ道なので、誰かに何と言われようと誇りを持ちましょうということです。
ポイントとしては
高卒批判は一部の偏見であり信憑性はゼロ
大学生の苦労と現状を理解するべき
自分がどれだけラッキーか再確認すべき
こんな感じです。
学歴には正解も不正解もありません。
自分の選んだ道に自信を持ち、誇りを持ち、自分と違う道を歩んでいる人に対しても敬意を払うように努めましょう。
また、コンプレックスを感じる人には必ず伸びしろがあります。この気持ちを原動力に、今できる精一杯の努力をすることで、さらなる自信へと繋がります。
今後は、人生を楽しく豊にすることを目標に頑張っていきましょう。