嫌いな人との付き合い方は、まず自分のシナリオを捨てること

「この人嫌だなー」

「苦手だなー」

 

身近にそんな人がいると、空気の重さに強烈な疲労感に襲われますよね。

 

私も以前、

 

・苦手な人とどう付き合えばいいか

・どうすれ嫌いな人のことを考えなくて済むか

 

なんて事で悩んでいた時期があります。

 

本記事では、そんな私自身の体験を踏まえ、嫌いな人との付き合い方と、自分のシナリオを捨てることで得られる心理的メリットについても解説します。

 

本記事が少しでも参考になると嬉しいです。

 

嫌いな人との付き合い方は、まず自分のシナリオを捨てること

イライラの原因は、シナリオ通りにいかないこと

嫌いな人と上手く付き合うには、まず、自分のシナリオを捨てることが大事です。

 

なぜなら、人付き合のイライラは

 

自分の作ったシナリオ通りにいかない

 

これが原因だからです。

 

例えば・・

 

『職場の人とは仲良くするのが当たり前』

 

と思っている場合、愛想の悪い人が現れると

 

「何あれ。感じワル・・」

 

となってしまいがちです。

 

実はこれも、「仲の良い職場」という自分のシナリオ通りにいかない不満が原因なのです。

 

嫌いな理由は、自分が嫌われてると感じるから

人というのは、自分から相手を嫌うよりも、相手から嫌われていると感じて自分も嫌いになるケースが多いです。

 

人間は基本的に

 

人に嫌われるのを恐れる生き物

 

だからです。※社会動物の習性でもあります。

 

逆の例で言えば・・

 

『全く興味がなかったのに、好意を持たれていると知ったら自分も気になり始めた』

 

なんて話を聞いたことがあると思います。

 

つまり、

 

好かれる→自分も好き

嫌われる→自分も嫌い

 

ということ。

 

不思議なもので、人は相手の感情に合わせて自分の心も動くのです。

 

角度を変えると、別のシナリオが見えてくる

「あの人嫌だな・・」

と感じるときは、同時に

 

『自分はきっとあの人から嫌われている』

 

と思っているケースが多いです。

 

しかし実際、嫌われているとも限りません。

 

なぜなら、相手があなたを嫌っているわけではなく

 

お互いのシナリオが違うだけ

 

というパターンが非常に多いからです。

 

例えば・・

 

「あの人、話かけても反応悪い。嫌われてるのかも」

 

と気にしてしまう人もいますが、

 

『仕事中は会話をしない方がいい』

 

というシナリオを持っているだけで、嫌っているわけでない場合も多いのです。

 

前職が『私語厳禁』だったりすると尚更。

 

簡単に言えば、自分の常識と相手の常識の違いだけなんです。

 

シナリオを捨てることで得られる心理的メリット

「不満」や「ストレス」から解放される

シナリオを捨てることができれば、日々の不満やストレスから解放されます。

 

シナリオにとらわれすぎると、うまくいってもいかなくても自分を苦しめる結果になるからです。

 

例えば・・

 

良い学校に行き、良い会社に就き、丁度よい年齢で結婚し、丁度よい年齢で子供を持ち・・

 

といったありがちなシナリオの場合、

 

うまくいく→面白味のない人生に思える

うまくいかない→人生を間違えたと感じる

 

こんな結果になりかねないわけです。

 

初めから台本を持たない方が、人は自由に楽しく生きられるものです。

 

身近な人を幸せにできる

シナリオを捨てると、身近な人との関係にも良い影響が現れます。

 

なぜなら、初めからシナリオが無ければ、相手の至らない部分も受け入れやすくなるからです。

 

例えば・・

 

夫婦間で生じる不満は『相手への過度な期待』が主な原因です。

 

妻はこうあるべき

理想の夫はこんな姿

 

そういった魅力的なシナリオがあると、理想と現実のギャップによって、相手に対し不満が生まれてしまいます。

 

だからこそ、一度シナリオを忘れありのままを受け入れることが、大切な人を上手に愛するコツなわけです。

 

人間的に、かなり成長できる

シナリオの存在を頭に入れておくと、それだけでも人間的にかなり成長した気持ちになれます。

 

シナリオの存在を知っていれば、その場の状況を俯瞰的に見れるようになるからです。

 

例えば人間関係でうまくいかないとき、

 

『あの人はおかしい』

 

とイライラするのではなく

 

『お互いのシナリオが違うのだからすれ違って当然』

 

と受け流せれば、結果として余計なストレスも感じずに済むわけです。

 

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嫌いな人との付き合い方は、一歩間違えると精神を病む

「好きになる努力をする」「嫌いだと割り切る」正直どっちもダメ

嫌いな人との付き合い方には、

 

・相手を好きになった方がラクになる

・嫌いと割り切った方がラクになる

 

など、様々な意見があります。

 

しかし、私から言わせてもらえばどちらも不正解

 

なぜなら、嫌いな人を好きになろうとするのも、嫌いと割り切ってしまうのも、どちらも精神を病む恐れが強いからです。

 

私の経験から考えても・・

 

好きになる努力をする→好きになれずストレス半端ない

嫌いと割り切ると→一緒の時の空気が最悪でストレス半端ない

 

といった状況に陥るだけです。

 

人を「好き」「嫌い」で分けることは、何より自分の心によくないのです。

 

相手を変えたい気持ちがストレスに

「あの人嫌だなー」

「愛想よくすればいいのに」

 

そんな風に相手に対し「こうなってほしい」という思いを抱きがちですが、実はこれも精神的に良くないんです。

 

なぜなら、感覚の合わない人に何をしたって、自分の希望通りにはならないからです。

 

例えば・・

 

Aさん

「職場は楽しく和やかな方がいい」

 

Bさん

「職場は静かで緊張感のある方がいい」

 

二人の意見は対照的ですが、どちらも正解です。

 

つまり、分かり合えないのに無理に分かり合おうとするからストレスになるということ。

 

相手のシナリオを尊重しつつ我が道を行く

結論から言えば

 

相手のシナリオを尊重しつつ我が道を行く

 

これが一番です。

 

厳しい意見ですが、相手を変えたい気持ちを紐解いてみると『(自分の都合の良いように)相手を変えたい』ということだからです。

 

和やかな職場を好むAさん

静かな職場を好むBさん

 

お互いがそれぞれ『正しさ』を持っているからこそ、否定もせず、合わせることもせず、尊重しながら自分のやり方を通すのが賢明ということです。

 

夫婦喧嘩から戦争まで、きっかけは正しさのぶつかり合い(まとめ)

今回の内容をまとめます。

 

・人は無意識にシナリオを作ってる

・シナリオを捨ててみると人間的に成長できる

・嫌いな人との付き合い方を間違えると病む

・相手のシナリオを尊重しつつ我が道を行くのが一番

 

こんなかんじです。

 

世の中、夫婦喧嘩から戦争まできっかけはお互いの持つ『正しさ』が原因です。

 

つまり、

 

× 正義VS悪

〇 正義VS正義

 

ということ。

 

だからこそ、相手のシナリオを尊重しつつ緩く付き合っていくのが正解です。

 

嫌いな人のことを一生懸命考えても仕方がないので、「分かり合えない関係だよね~」サクっと割り切ってしましましょう。

 

結果として、それが一番「自分を守る」ことに繋がります。

 

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