「自分は人よりも劣っている・・」
そんな風に思うことはありませんか?
劣等感を持っていると、いまひとつ自分を好きになれないし、いっそのこと、人生をもう一度やり直したい気持ちになったりしますよね。
今回は、自分が人よりも劣ると感じてしまう心理と、実際は劣っているわけではない理由についても解説します。
本記事が、すこしでも参考になると嬉しいです。
もくじ
人より劣っていると感じるあなたが、本当は劣っていない理由
自分の評価は自分の中でしか生まれない
「人よりも劣っている・・」
そう感じていたとしても、実際にあなたは劣っているわけではありません。
なぜなら、どんなに周りの人から評価されても、結局、自分の評価は自分の中でしか生まれないからです。
「おまえすげーよ」
「天才かよ!」
そんな褒め言葉でさえ、自分は「ダメな奴」という先入観があると、「いや、そんなことない」と否定してしまったり、あるいは「揶揄われているのか・・」と卑屈になることさえあります。
要するに、『自分は○○・・』と言うネガティブな先入観があると、実際自分が優れた存在であっても、そのことに気づけないことが多いのです。
環境によって優劣は左右するから
優劣というのは、当然のことながら「周囲との比較」によって決まります。
つまり、自分が劣っていると感じるとき、自分は既にレベルの高い場所にいるケースが非常に多いのす。
例えば、平均的な学力の子が
クラス全員のび太君レベル
クラス全員でき杉君レベル
それぞれのクラスでテストを受けた場合、のび太君クラスでは1位、でき杉君クラスではビリという結果になると思います。
また、劣等感を感じるということは、それだけ「高いレベルの環境を手に入れている」とも捉えられるため、成長したい人にとってはメリットも多かったりします。
個性には優越をつけられない
自分が劣っていると感じる人は、自分のことを『無価値』だとか『無能』と思いがちですが、そうではありません。
人間というのは、ひとりひとりが『個性』を持った唯一無二の存在だからです。
個性や才能は、若いうちに開花する人も入れば、晩年になってやっと花開く人もいます。
・芸能人
・作家
・実業家など
遅咲きの成功者は世界中には数えきれないほどいます。
個性や才能は誰にでも眠っています。まだ開花していないだけで優劣とは何の関係もないということです。
自分は劣っていると感じる心理とは?
自分の歩んできた道を肯定できていない
自分が劣っていると感じる心理的に最も大きな理由は、「これまで自分が歩んできた道を肯定できていない」です。
今までやってきたことや、手に入れた結果に100%の自信を持っていないからこそ、どうしても、足りない部分や不完全な部分に目が行ってしまうのです。
・部活を頑張っていたけど、怪我をしてなかなか結果を出せなかった
・家庭環境に恵まれず、普通の家庭で育った人が羨ましい
・やりたいこをはあったけど、それが出来ない事情があった、などなど
ですので、劣等感を抱く際の比較対象は「対、他人」ではなく「対、理想の自分」と表現する方が正解かもしれません。
生活や仕事にいまひとつ満足できていない
暮らしや仕事に不満がある場合、どういしても劣等感を感じやすくなります。
なぜなら、暮らしや仕事というのは、周囲との『差』が最もはっきり分かる部分だからです。
例えば・・
・同級生のM美は金持ちと結婚して専業主婦になった
・T雄は大手銀行に就職してでかいマイホームを建てたなど
こういった暮らしや仕事の劣等感をきっかけに、どんどん自分がみじめに思えてくるといったケースが少なくないのです。
一方、たとえ生活が華やかでなくても、仕事に楽しみを見つけ、自分の思う理想的な暮らしている人は、劣等感を感じたりはしません。
生活や仕事に満足できないというのは、つまり、「自分の理想」がまだ見つかっていない状態であると言えます。
これからの方向性がまだ決まっていない
劣等感を感じている人は、『漠然とした劣等感』を感じているケースが非常に多いです。
その理由は、自分がどこに向かいたいのか、これからどんな道を歩みたいのか、それらが極めて曖昧であり、努力しようにも何を頑張ればいいのかわからない状態だからです。
まずは、理想の自分をイメージして、それに少しでも近づけるように、簡単に始められる努力から取り入れてみるといいです。
「劣等感を消すために、よしこれをやろう」
その1歩を踏み出すことで、1ヶ月後、1年後に見えてくる景色が変わるのは間違いありません。
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少しでも自信をつけるために私がやってみたこと
劣等感の塊だった過去・・・
私は20代の前半くらいまで、人には言えない劣等感をたくさん抱えていました。
なぜ、劣等感を抱えていたのかと言うと、「わたし」という人間と「自分の人生」を全て否定していたからです。
会話の引き出しが多い人や対人関係が上手な人、見るからにお育ちの良さそうな人や、親のお金で大学に通える人、
そんな人たちを見るたびに、「あ~私にないものを持っているな~」と羨ましい気持ちになりました。
今からやり直せるものを全力で取り組む
劣等感があまりにも強すぎて「人生やり直したい」というレベルに達していた私は、何に劣等感を抱くのかを整理し、今からやり直せるものを全力で取り組むことにしました。
「劣等感は心の問題」とは頭では理解していても、結局のところ、苦手を克服することが、自信を得るための一番の近道だと考えたからです。
知的に見られたい→字が上手ければ知的に見られるはず→よしプロに習おう!
地理が苦手→よし地図を覚えよう→早速トイレの壁に世界地図を貼ろう!
実は英語も苦手→よし英語の勉強をしよう→毎日使うフレーズを英語に置き換えてみよう!
こんな感じです。また、こうした習慣を取り入れてみると「劣等感を消す」という本来の目的を忘れ、純粋に学びを楽しめたりします。
なのでまずは、なにかひとつでも頑張るものを見つけてみるといいですね。
努力は自分の心を救ってくれる
自分を変えるための努力は、必ず自分の心を救ってくれます。
なぜ『心』なのかと言うと、「頑張った」「努力した」というプロセスが何よりの自信に繋がるからです。
もちろん、結果が伴わないこともあります。
例えば・・
など。
しかし、目に見える変化が得られなかったとしても、「痩せた~い」と言いながら何もしない人より、行動した人の方が遥かに変われる「チャンス」があるわけです。
・何を努力すべきか
・具体的に何を行うべきか
これらをしっかり考え実行した先に、「いつの間にか劣等感が気にならなくなっていた」という状態が待っているはずです。
あなたは劣っていない。苦手なものを少し努力すればいいだけ(まとめ)
今回の内容をまとめると
・優劣を決めるのは自分自信
・長所も短所もすべて個性
・劣等感は自分に対する不満
・伸ばしたい部分を少しづつ伸ばしていこう
こんなかんじです。
人よりも劣っていると感じるとき、ほとんどは思い込みや環境によるものです。
けれども、「思い込み」と頭で理解しても、劣等感の渦からはなかなか抜け出せないもの。
だからこそ『苦手だな』と思うものをひとつずつ丁寧に解消し、劣等感を「成長」のチャンスに変えてもらえばいいなと思っています。
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