「執着を手放したい」
「諦めきれない想いがある」
そんな悩みを抱えてはいませんか?
本記事では、執着がなかなか消えない原因と、執着を消すための3ステップを紹介します。
本記事が少しでも参考になると嬉しいです。
もくじ
執着を消す方法はありますか?はい、あります。答えはとてもシンプルです
コンサル生のZENNさんから下記の質問を頂きました。
未練や執着をなるべく考える時間を少なくしたい。未練や執着を手放すために必要な流れを教えてください。
正直、未練や執着は誰にでもある感情です。
ところが、ZENNさんのように
「私は○○に執着している」
と自覚できる方はごく少数。
多くの人は「執着の存在」に気づかず、なんとなく『生きづらさ』『やりにくさ』を感じてしまうものです。
つまり、自覚アリの人は自覚ナシの人よりも、ワンランク上の悩みを抱えているということ。
ではいったい、どのようにして執着を手放せばよいのでしょうか?
答えはシンプル。鳥になって「執着心」を観察する
執着心を取り除く方法は、自分の抱える「執着心」について俯瞰的な視座で『観察』することです。
鳥になったつもりで空から観察すれば、執着や未練の対象を「Aの視点」「Bの視点」と、様々な角度から確認できます。
例えば・・「あの人ともっと向き合うべきだった」と心残りがある場合、、
鳥A「うんうん、あの頃に戻りたいよね~」
鳥B「でも時間は戻せないよね~」
鳥C「その時は、向き合えない理由があったんでしょ?」
鳥D「早く気付けてむしろよかったじゃん」
こんな風に、イメージした鳥たちに会話させてみるのもなかなか面白いです。
文字に起こすと、内容が整理しやすいので更にオススメです。
執着から抜け出せないのは、自分自身が『執着の輪』の中心にいるから
「執着がある」と自覚がありながら、なぜ人は執着から抜け出せないのでしょう。
それは自分自身が『執着の輪』の中心にいるからです。
例えば、執着心が「過去の後悔」である場合・・
過去にタイムスリップして理想的な自分を想像する、といったイメージです。
要は、映画「執着」の主人公になってしまっている状態ですね。
執着の輪の内側から、一歩、外に出る必要がありそうです。
執着心が辛い理由。それは現実とのギャップ
執着心がなぜ辛いかを知っていますか?
それは現実と理想の間に大きなギャップが存在するからです。
理想→金持ち
現実→貧乏
ほかにも、
理想→スリム体系
現実→ぽっちゃり体系
など。
理想を持つのは大変素晴らしいですが、だからと言って、理想しか見えていない状態はよくありません。
理想を持ちつつ、あくまで自分は「今この状態である」と認識することが、理想と現実のギャップを埋める第一歩であります。
執着を消すための3ステップ
執着心に疑いを持つ
執着心を消すための最初のステップは、「自分が抱く執着心に疑いを持つ」です。
なぜ『疑い』かと言うと、執着の根底には「執着が生まれるに至った原因」が必ず眠っているからです。
例えばお金。
「お金が欲しい」
「お金持ちになりたい」
と、ひたすらお金に執着する人は、子供時代、親からの愛情を十分に得られなかったケースが多いです。
つまり、愛への欲求が「お金」への執着へと形を変えたのです。
このように、私たちが感じる執着心は実は奥が深く、見えていない問題も多いのが事実です。
理想・こだわり・好きなもの、これらを全て執着に置き換えてみる
執着は必ず消す必要があるか。答えはNOです。
なぜなら、執着の中には「理想・こだわり・好きなもの」など、人生を豊かにするものも含まれるからです。
「興味があるものは調べつくしたい」→学びへの執着
「オーガニックな食材しか買わない」→健康への執着
「部屋は常にキレイでありたい」→快適な生活への執着
これらのこだわりを『悪いもの』とみなし排除すれば、生活そのものに張り合いがなくなる気がしませんか?
つまり執着は全てが悪者ではなく、自分らしく生きるための個性とも言えるわけです。
伸びて生きる執着、これをとことん伸ばす
執着について考える時、どんな気持ちになりますか?
「悲しい・・」「苦しい・・」「やり直したい・・」
そういった暗い気持ちに襲われる場合、その執着について考えるのを一旦ストップしましょう。
なぜなら、そもそも執着とは、消そうと努力して消せるような簡単なものではないからです。
大切なのは、「執着を手放す」をゴールに設定しないこと。
自分らしさが生きる執着を伸ばし、いつの日か「最近、あの事について考えてないな」と思い出す・・
それが最も自然で理想的な『手放し』だと思うのです。
【相談できる人がいない人は、こちらの記事もチェック】
・相談できる人がいない理由。それはあなたの悩みのレベルが高すぎるから
もしあの時○○なら、今頃私は○○だった
過去を変えるのは楽しい
かつての私は趣味として、「自分の過去を理想の形に変える」という妄想を楽しんでいました。
その頃の私は誰よりも劣等感が強く、原因と思われる過去を強く非難していたからです。
「もし」「たら」の世界線を往復し、毎日のように
・理想の暮らし
・理想の人付き合い
・理想の学力
これらを得た自分に書き換えていました。
考えてみれば、これほど無駄な趣味はありません・・
けれども当時の私は「過去への執着」が強すぎるあまり、その無駄な趣味から離れられなかったのです。
現実は何も変わっていない
妄想の世界を右往左往したところで、現実は何も変わりません。それは当時の若い私にだって理解できました。
だから結局は、現実の自分を見て絶望するしかなかったのです。
「もしあの時○○だったら、今頃○○だった」
「もう戻れない。私は選択を間違えたのだ」と。
『今を生きる』という言葉自体は簡単ですが、それを実行するのは非常に難しいものなのです。
ひとつの後悔もない生き方って?
今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわない、という生き方をしてみよ
哲学者ニーチェの言葉です。
過去に後悔の多かった私ですが、現在は「ひとつ違えば今の自分はここにいない」そう思えるようになりました。
私が行ったことは、
・自分自身の執着と向き合う
・好きなことに全力で取り組む
この2つだけです。
ひとつの後悔もない生き方は確かに難しい・・
しかし、「これでよかったんだよ」そう自分に言い聞かせ、その瞬間から前を向ければそれでいいんです。
自分と向き合い、好きなことに全力で取り組んだその先には、必ず自由で明るい世界が広がっていますので。
まとめ
今回の内容をまとめます。
・執着を外側から観察してみよう
・執着が生まれた原因を探ってみよう
・ポジティブな執着をとことん伸ばそう
執着心は流動的であり、離れている時もあれば身近に感じる時もあります。
だからこそ、この機会に執着心と正面から向き合ってみてください。
執着心との付き合い方やこれからの行動を明確にする手応えを感じるはずです。
後ろを振り返っても良い。
時間がかかっても良い。
常に自分に「OK」を出しながら、執着心と仲良くしてみてくださいね。
グッドライフプロのメールサポートは、気持ちの不安定さと向き合い、精神的な疲労感から解放されるステップを一緒に進めていきます。
カウンセリングを受けてみたいという方、人生をもっと豊かにしたいという方は下記のお申し込みフォームからご連絡ください。
↓↓↓